『大澤正秀』五輪塔
斉藤道三・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康にも仕えた
『大澤正秀』五輪塔
美濃国鵜沼(うぬま)城主 大澤正秀は、斉藤道三の娘と結婚。
織田信長や豊臣秀吉、豊臣秀次にも仕え、また関が原の合戦では徳川方に親子5人が参戦、その後、正秀・正重父子は大久保忠世に庇護されていました。
『新編相模風土記稿』によると、「大澤次郎左衛門正秀墓。境内にあり。法名 自得寺泰巌宗安。元和八年正月八日卒」とあります。
2メートルを超える石造五輪塔は、この地方の慶長期型五輪塔として最大のもので、保存もよく貴重な石造文化財とされています。
『福島伊賀守』供養塔
川越夜戦を勝利に導いた
『福島伊賀守』供養塔
福島伊賀守(くしまいがのかみ)は、戦国時代に北条氏康に仕えた家臣。
北条綱房、福島勝広・道端ともいいます。
父は今川家の家臣・福島正成、兄は北条綱成と伝わっています。
また、大庭城(藤沢市)の城主でした。
武功の将として知られ、『北条記』によると、天文15(1546)年の上杉家・足利家連合軍との戦い「川越夜戦」で、川越城に篭城する兄を救うために、8万余の大群が包囲する中を単身突破して伝令を努め、北条家を勝利に導きました。
また、『北条五代記』では、相模川に棲む全長1.8メートルのスズキを退治したと伝えられています。
茅葺きの庫裏
茅葺きの庫裏
山門を入って右側にある庫裏(くり)は、寛政12(1800)年の建築です。